転勤・単身赴任のあいだの部屋と荷物残す・引き払う・預けるを金額で比べる

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この記事で分かること
  1. 家賃6万円の部屋を1年残すと72万円。荷物置き場としては高い
  2. 引き払って屋外コンテナ1畳に移すと年4〜12万円ほど(初期費用込み)
  3. ただし戻るときに部屋を借り直す費用がかかる。分かれ目はおよそ1年
  4. 計算より先に会社の制度を確認。ここで答えが変わることがある

家賃6万円の部屋を1年残すと、72万円。住まないのに、です。

辞令が出て、赴任先には社宅や寮がある。そうなると問題は、いまの部屋とそこにある家具・荷物です。住み慣れた部屋を手放すかどうかなので、気持ちの部分は残ると思います。それでも、お金の部分は計算できます。まずそこから並べます。

先に、会社の制度を確認してください

会社によっては、赴任中の家賃補助・借上げ社宅・引っ越し費用・荷物の保管費用を出してくれることがあります(赴任旅費の規程などに書かれています)。

あわせて、社宅や寮に家具・家電が付いているかも聞いてください。付いていれば、持っていく物は服と身の回りの物だけ。付いていなければ、冷蔵庫や洗濯機は預けるより赴任先に持っていくほうが安く済むことも多いです。ここで「預ける量」の桁が変わります。

会社が家賃や保管料を持ってくれるなら、この記事の計算は丸ごと変わります。総務や人事に聞くのが最初の一手です。

選択肢は3つ

① 部屋をそのまま残す

家賃1年2年
月5万円60万円120万円
月6万円72万円144万円
月8万円96万円192万円
  • ⭕ 何もしなくていい。荷物はそのまま、戻る場所もそのまま
  • ⭕ 一時帰宅のたびに自分の部屋が使える
  • ❌ 住まない部屋に、この金額を払い続ける

住まない部屋の家賃は、言い換えると**「荷物置き場代」**です。荷物置き場に年72万円は、トランクルームの相場と比べると桁が1つ違います。

なお、長く部屋を空けるなら管理会社に一言伝えておくと安心です(郵便・換気・保険の関係で、あとで揉めにくくなります)。

② 引き払って、荷物を預ける

赴任先に持っていける物は、持っていくのが一番安上がりです。そのうえで残る荷物の行き先は、量と大きさで分かれます。

荷物行き先1年の目安
段ボール10箱ぶん宅配型トランクルーム約48,400円(取り出しまで込み)
家具・家電ごと/車が使える屋外コンテナ(1畳)3.6万〜9.6万円+初期費用
家具・家電ごと/車がない宅トラ(集荷に来る宅配型)約107,500円(全部出すまで込み)

家賃6万円の部屋(年72万円)と比べると、運ぶ費用と退去時の精算を別にしても、どの行き先でも年間60万円前後浮く計算です。

冷蔵庫・洗濯機のような家電は、売って赴任先から戻ったときに買い直すという手もあります。年式が古いなら、預ける費用のほうが高くつくことがあるからです(捨てられないまま、部屋を片づける方法 の「売る」の項)。

  • ⭕ 固定費が大きく下がる
  • ❌ 戻るときに部屋を借り直す費用がかかる(次の項で計算します)
  • ❌ 預けている間、荷物は気軽に取り出せない

③ 実家に置く

タダに見えますが、このサイトでは一番おすすめしない選択肢です。「いつまで置くの」と催促される、最悪の場合は勝手に処分される、取りに行く交通費がかかる——という形で、あとから費用と揉め事が出てきます。詳しくは 実家の荷物に「いつまで置くの」と言われたら に書きました。

置くなら箱数を決めて、期限を伝えてからにしてください。

分かれ目の計算:借り直す費用と比べる

引き払う場合の弱点は、戻ってきたときの費用です。敷金・礼金・仲介手数料・引っ越し代を合わせると、数十万円になることが多いです。

そこで、こう計算します。

(いまの家賃 − 保管料)× 赴任の月数 = 引き払うと浮くお金

これが「借り直す費用」を超えるなら、引き払うほうが得です。

例えば家賃6万円・コンテナ月6,000円なら、毎月5.4万円浮きます。借り直しに仮に30万円、コンテナの初期費用と運び出しに仮に5万円かかるとしても、7ヶ月で回収できる計算です。

赴任の期間目安
半年未満残す。浮く額より手間と借り直し費用が上回りやすい
1年前後上の式で計算。たいてい引き払うほうが得
1年以上・戻る時期未定引き払って預ける。差は開く一方

⚠️ ただし**「戻る時期」は延びるもの**です。半年の予定が1年になった、という話はよくあります。迷ったら「延びた場合」で計算してください。

引き払うと決めたら、契約書を先に見る

賃貸の解約には予告期間があります。1〜2ヶ月前までに通知という契約が多く、辞令から赴任までは時間がありません。決めたら真っ先に、契約書の「解約」の欄を見て管理会社へ連絡してください。連絡が遅れたぶんだけ、住まない部屋の家賃が延びます。

あわせて、入居から日が浅い場合の短期解約違約金の有無と、敷金の精算がどうなるかも同じ欄で確認を。

預ける前の注意

  • 一時帰宅で使う物は預けない。スーツ、冠婚葬祭の一式、季節の衣類は手元か赴任先へ
  • 布団・革製品・本は湿気に弱い。屋外コンテナより、空調のある屋内型や宅配型が無難です(預けていいもの・預けないほうがいいもの)
  • 預けている間は取り出しにくい前提で、「2年開けなくても困らない物」だけにする

実際に預けるなら

赴任前は時間がないので、Webで申し込めるかどうかも効いてきます。

JAPANトランクルーム 検索サイト/全国の物件を地域・駅で比較

いまの家の近くにどんな物件があるかを一覧で見られます(全国13,000以上の施設・2026年3月時点の公式発表)。赴任前で時間がないときは、先にここで候補を並べてから各社のページへ進むと早い。気になる施設には、サイト内からそのまま問い合わせできます(利用は無料)。運営はハローストレージと同じエリアリンクのグループ会社です。

トランクルームを探すなら「JAPANトランクルーム」

ハローストレージ 屋外コンテナ/屋内

赴任までの短い時間でも、Webから24時間申し込めます(申し込みのあとに審査があります)。全国3,000物件(公式発表・2026年4月時点)と数が多いので、いまの家の近くで探せます。

宅トラ 宅配型/大型家具・家電も可

車がない場合の選択肢です。運び出しはクロネコヤマトが来るので、レンタカーも人手も要りません。費用は初回引取が20,900円、保管が月5,478円、戻すときにまた20,900円(税込・2026年8月時点の公式表示)。最低6ヶ月の縛りがあり、早くやめても6ヶ月分(合計およそ74,700円〜)はかかるので、半年以上の赴任向きです。

指示するだけでトランクルームから荷物を配送できる宅トラ

コンテナ各社の比較と初期費用の内訳は 自分で運ぶトランクルームの仕組みと料金 にまとめました。

まとめ

  • まず会社の制度を確認。補助が出るなら計算が変わる
  • 残す場合の家賃は**「荷物置き場代」**。年72万円(家賃6万円の場合)
  • 引き払って預ければ年4〜12万円ほど。ただし戻るとき借り直す費用がかかる
  • 分かれ目は**(家賃−保管料)×月数が借り直し費用を超えるか**。目安は1年
  • 実家に置くなら、箱数と期限を決めてから

※料金は2026年8月時点の目安です。宅配型の計算は1箱330円・取り出し880円で計算しています。実際の金額はプラン・地域によって変わります。申し込む前に必ず各社の公式ページでご確認ください。

※料金・プラン・仕様は変更されることがあります。この記事の内容は公開日時点で確認したものです。 申し込みの前に必ず各サービスの公式ページでご確認ください。