衣替えができない夏物と冬物を入れ替える場所がない家の、1年ぶんの費用

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この記事で分かること
  1. 衣替えが終わらないのは、手順ではなく入れ替える先が無いから
  2. 衣替えの使い方は半年で必ず取り出すので、取り出し送料が年2回かかる
  3. 「掛けたまま」と「洗って預ける」の差額は、ほぼクリーニング代

そろそろ衣替えをしようと押入れを開けたら、夏物をしまう場所がありませんでした。

衣替えは「入れ替える」作業です。出す場所と、しまう場所の両方がいります。 片方しかない家では、衣替えは入れ替えではなく、押し込み合戦になります。

★衣替えが終わらない家は、2種類あります

ここを分けないと、効かない方法をずっと試すことになります。

① 収納の使い方で詰まっている

総量は入るはずなのに、奥の物が取り出せない。上の段に手が届かない。動線の問題です。

→ 収納術・収納グッズが効きます。

② 総量が容積を超えている

夏物と冬物を足した量が、そもそも入りません。場所の問題です。

→ 収納術は効きません。何度並べ替えても、入らない物は入りません。

見分け方

全部いったん床に出して、たたみ直しながら戻してみてください。きれいにたたんでも戻り切らなければ②です。 「自分は収納が下手だから毎年終わらない」と思っている人のかなりの割合が、実は②のほうです。 入らない物は、たたみ方を変えても入りません。

家の中でできることを、全部並べます

① 衣替えをやめる(一年じゅう出しっぱなしにする)

いちばん手軽な解決です。年2回の作業そのものが消えます。

  • ⭕ 手間ゼロ。「着たいのに預けてある」が起きない
  • ❌ 掛ける・置く総量が足りている家しかできません。②の家では最初から無理

② ベッド下・すき間を使う

  • ⭕ 数千円で、今日できる
  • ❌ 床に近い場所は湿気がたまります。ウールやダウンを半年置く場所ではありません

③ 圧縮袋に入れる

  • ⭕ かさは目に見えて減ります
  • ⭕ 綿・化繊のTシャツやシャツには向いています
  • ❌ ダウン・羽毛は潰れて戻りません。ウールも型崩れします(コートが押入れ・クローゼットに入らない に素材ごとに書きました)

④ 高さを使う(棚板を足す・天袋)

  • ⭕ 使っていない空間が空いていることは多い
  • ❌ 上段は年2回、脚立で重い物を上げ下ろしすることになります

⑤ 減らす

2シーズン着ていない服は、来年も着ない可能性が高いです。ただし**「高かった」「痩せたら着る」で残している服**は、捨てる話ではなく置き場所の話です。無理に捨てなくてかまいません。

それでも②のままなら、次の選択肢になります。

半年だけ、家の外に出す

衣替えの荷物は、家の外に出すのに向いています。 理由は単純で、半年のあいだ一度も触らないからです。

季節外れの服の性質外に出す向き・不向き
半年使わない⭕ 取り出す回数が少ない=送料が効きにくい
かさばる⭕ 出すとクローゼットが目に見えて空く
壊れない⭕ 落としても割れない
毎年着る❌ 必ず取り出す。預けっぱなしにはできない

いちばん下の行が大事です。衣替えの荷物は、必ず半年後に取り出します。 ここが費用に効いてきます。

外に出す方法は3つあります。

  1. たたんで箱に入れて預ける
  2. ハンガーに掛けたまま預ける
  3. クリーニングに出して、そのまま預かってもらう

1年ぶんで計算しました

宅配型トランクルームは「1年以上預けたままなら取り出し送料が0円」という条件のところがあります。ただし衣替えの使い方では、この0円はまず使えません。 半年で取り出すからです。

つまり年2回、取り出し送料がかかる前提で計算する必要があります。

以下は minikura(寺田倉庫が運営)の公式料金で、衣類10点ぶんを1年間まわした場合(春に冬物を預けて秋に取り出し、秋に夏物を預けて春に取り出す)です。

方法月額取り出し(1回)1年の合計
たたんで箱に入れる
(HAKOプラン レギュラー1箱)
320円 1,100円 約6,040円
掛けたまま預ける
(クローゼットプラン・10点まで)
660円 1,100円
(1点ずつなら495円+55円/点)
約10,120円
洗ってから預ける
(クリーニングパック・10点まで)
12,100円
/6か月
0円 約24,200円

※2026年8月31日に公式ページで確認した表示です。保管料×12か月+取り出し送料×2回で計算しています。

★差額の正体は、クリーニング代です

「掛けたまま」と「洗って預ける」の差は、1年で約14,000円。

このあいだに洗われる服は、年2回×10点でのべ20点。割ると1点あたり700円前後です。

つまりこの差額は、ほぼクリーニング代そのものということになります。

  • どうせクリーニングに出す服(コート、スーツ、ウール)なら、洗って預けるほうが手間も減ります
  • 自分で洗ってからしまう服が中心なら、掛けたまま・たたんで預けるほうが安く済みます

比べるときは「保管料が高いか安いか」ではなく、その値段にクリーニングが入っているかどうかで見てください。

短く試すと、かえって高くつきます

公式のヘルプでは、預けた月のうちに取り出すと保管料2か月ぶん+早期取り出し手数料980円、翌月なら1か月ぶん+980円と案内されています(2026年8月時点)。 「1か月だけお試し」という使い方には向いていません。衣替えのように半年置く使い方なら、この手数料はかかりません。

衣替えの時期は、取り出しが遅れます

利用者からは「冬物を取り出そうとしたら配達が5日後だった」という報告が出ています。同じ時期に全国から注文が集中するためです。 寒くなってから頼むと間に合いません。9月・10月のうちに、いつ戻すかを決めておいてください。

どれを選ぶか

向いている場合
家の中で完結させる総量が容積に収まっている(①の家)。お金はかからない
たたんで箱に預ける綿・化繊の普段着が中心。とにかく安く済ませたい
掛けたまま預けるコート・スーツ・ウールなど、型崩れさせたくない服
洗って預けるどうせクリーニングに出す服。手間をまとめて減らしたい

なお、クリーニングと保管がセットのプランは1パック10点までで、11点目からは1点ごとに追加のクリーニング代(935円・税込)がかかります。点数で区切られるタイプは、枚数を数えてから申し込んだほうが確実です。

★クローゼットを丸ごと外に出さないでください

このサイトが何度も書いていることですが、預ける量が増えるほど、取り出すときのお金が効いてきます。

衣替えで外に出すのは、入りきらない分だけで足ります。全部出すと、月額は安くても取り出し送料が箱数ぶんかかります。

そして、もし**「もう着ないけれど捨てられない服」があるなら、それは衣替えの箱とは分けたほうが安く済みます。**

  • 衣替えの服 … 半年で取り出す → 取り出し送料が年2回かかる
  • もう着ない服 … 1年以上置いたままにできる → 取り出し送料が0円になる条件に当てはまる

同じ箱に混ぜると、着ない服まで半年ごとに送料を払って往復させることになります。

実際に預けるなら

minikura 宅配型/箱単位・ハンガー保管もあり・寺田倉庫が運営

この記事で計算に使ったサービスです。たたんで箱(月320円〜)/ハンガーに掛けたまま10点まで(月660円)/クリーニングと6か月保管のセット(12,100円)と、預け方を選べます(2026年8月時点の公式表示)。取り出し送料は箱ごとで1,100円〜、1年以上預けた箱は0円です。プランごとに条件が違うので、申し込む前に公式ページの料金表を必ず開いてください。

手軽に使える宅配型トランクルーム【minikura】

まとめ

  • 衣替えが終わらないのは、たいてい入れ替える先が無いから。手順の問題ではない
  • 総量が容積を超えている家では、収納術は効かない。見分け方は「全部出して戻せるか」
  • 圧縮袋は綿・化繊向け。ダウンとウールには使えない
  • 外に出すなら、衣替えの荷物は半年で必ず取り出す。取り出し送料が年2回かかる前提で計算する
  • 「掛けたまま」と「洗って預ける」の差額は、ほぼクリーニング代
  • 出すのは入りきらない分だけ。着ない服は分けて、1年以上置くほうが安い
  • 冬物を戻すのは寒くなる前に。時期が重なると届くのが遅れる

※料金は2026年8月31日に公式ページで確認した表示です。プラン・点数・期間によって変わるため、申し込む前に必ず公式ページでご確認ください。

※料金・プラン・仕様は変更されることがあります。この記事の内容は公開日時点で確認したものです。 申し込みの前に必ず各サービスの公式ページでご確認ください。